その仕事、ロボットに取って代わられますよ! リスキリングのススメ SPPOニュースレターVol.104

『チャーリーとチョコレート工場』という映画をご存知でしょうか。

主人公チャーリーの父親は歯磨き工場に勤めていましたが、
途中でロボットの導入により職を失います。
ですがその後、そのロボットの管理者として復職を果たします。

いま話題の「リスキリング」を簡単に説明すると、
このチャーリーの父親のことです。

リスキリングとは、欧米で2016年頃から始まったといわれています。
ロボットやAIを用いた業務効率化、いわゆるDXの推進によって、
働く場を失ってしまう従業員が出てしまうのを防ぐために
「新しいスキル」を身に着けてもらおうという取り組みです。

日本では、DX推進と合わせて、「人材不足」にも頭を抱えている企業が多くあります。
つまり、DX化を進めるために
必要な専門性やスキルを持つ人材を社内で育てることが急務といえるでしょう。
そこでこのリスキリングが重要となってくるわけです。

もちろん必ずしも「リスキリング=DX教育」ではありませんが、
上記のような理由から、特にDX化に特化した新たなスキルを習得することが増えています。

政府もリスキリングを重要視しており、
個人のリスキリング支援に5年で1兆円を投じるとの考えを表明しました。
今後、国内でさらに活発化していくと考えられますが、もちろんメリットも多くあります。

まず、新しいスキルを習得すれば、それを日々の業務に活かすことができます。
時代の移り変わりに取り残されない新しい発見やひらめきに繋がることも
大いに期待できるでしょう。

また、そのスキルをDX化に活用することで、業務の効率化が期待でき、
ワークライフバランスも取りやすくなるかもしれません。

さらに、従業員に学びの機会を提供することで、仕事への意欲を保ったり、やりがいを感じたりと、
エンゲージメント向上にも繋がることでしょう。

では、リスキリングを社内で進めるために何をしたら良いでしょうか。

そこまで難しく考える必要はありません。
まずは習得すべきスキルを決めましょう。
できるだけ、自社にある課題の解決に結びつくようなコンテンツを選ぶと良いでしょう。

そしてプログラムを考え、教材を決め、実施します。
この際に注意したいこととしては、実施する時間帯です。
就業時間外に実施すると不満を高めてしまうリスクが生まれるため、
実施時間は、実際にリスキリングを受ける従業員の意見を参考にする必要がありますし、
周囲のサポートを得るため環境を整えることも必要になってきます。
そうして習得できたスキルを業務で実践し、活用してもらいます。

今後、ロボットへの業務移行が増えていく中で、
新たに生まれる業務をしっかりと捕まえ、ぜひとも会社の発展に役立てていきましょう。

なお、次回開催のSppo会員特典無料招待セミナーでは、
株式会社TREASURY CFOの江野澤 藤利 氏をお招きして
インボイス制度について解説していただきます。

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